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摩天楼街区の乱立

 小生は、仕事柄、車で都内を走ることが多い。平均的な方よりは(その平均を何処に置くかという議論はさておき)都内を動き回っているほうだろう。
 但し、あくまで道路上を巡っているだけである。方々の店や施設の中までは、立ち入っているわけではない。手元不如意なもので、表を眺めすぎるしかないのである。
 その上での印象に過ぎないのだが、東京は今、徹底した一極集中現象が生じているように感じられる。
 その一極集中も、不況の最中、東京など首都圏に大企業や今、元気のある企業や産業が集まっているというだけの意味ではない。東京でも、超高層ビル群が集中している地域というのは、かなり限定的なのである。
 それこそ、六本木であり渋谷であり青山であり汐留であり品川でありと、幾つかの地域に異常なほどに摩天楼の街区が急激に出来上がりつつあるのだ。
 つまり、一極集中の結果、日本の中の都市として勝ち組みである東京が肥大しているように見えて、実のところ、その東京の中でも資本の集中が見られるのは、つまり勝ち組みであると見なされるのは、ほんの一部の旧来より有名な地域か、あるいは品川近辺のように近く新幹線が止まることが決定しているという特殊事情のある地域に限られているのである。

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by at923ky | 2005-06-26 09:45 | コラムエッセイ

グルメ番組は嫌いだ

グルメ番組は嫌いだ( 02/01/11)

 小生はテレビの番組で何が嫌いってグルメ番組ほど嫌いなものはない。どっちの料理ショーとか、食べっぷりを競う内容のものなどは、リモコンのボタンを弄ってその番組をヒットした時など、すぐに他のチャンネルに切り替える。
 料理番組といっても、キューピー三分クッキングなど、その日の献立を考える類いのものは、別に嫌いではない。といっても、見るわけではない。ただ、見ないのは、もともと料理に興味がないからであって、嫌いだから見ないというのではないのだ。
 だから、栄養を考えるためのヒントを与えるといった内容だと、他に見るものがなければ、チャンネルを敢えて変えることもない。邪魔でない限り、付けっ放しにしておくこともある。
 尤も、昨年の5月だったか、テレビが壊れて、見たくても見れないという事情もあるが、これ次元の違う話だろう。
 断っておくが、小生とて、おいしいものは好きだ。おいしいものを食べたい。変わったもの、新しいものにも興味津々である。情報番組や雑誌などを参考に、あちこち出かける人がいるとしても、その気持ちの一端くらいは分かる。
 小生があちこちに出かけないのは、軍資金と暇がないからに過ぎない。
 グルメ番組が嫌いなのは、料理を娯楽にしているからだ。別に、今更、世界に数千万人にも上る飢餓に瀕している人がいるとか、日々、数十万、あるいはそれ以上の餓死者がいるとかを改めて事々しく述べ立てるつもりもないけれど、でも、テレビで娯楽として料理を題材にするのは、ましてそれを見て呆けているのは、嫌だというだけである。

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by at923ky | 2005-06-25 20:52 | コラムエッセイ

ある日の夢:パスカルの原理とグローバリゼーション

ある日の夢:パスカルの原理とグローバリゼーション(01/11/05)

 ある日、夢を見た。
 世界の中を、それとも世界そのものがその何ものかの現れとして、吹きすさぶ盲目的な意志が蠢いている、そんな夢を見たのだった。
 パスカルの原理(下記注参照)なんて、いつ習ったのか、それさえも覚えていない。学校(教科書)でだったか、それとも、何かの啓蒙的な科学書で知ったのか、それも定かではない。
 ただ、妙に小生には印象的な原理として記憶に残っている。
 ちなみに手元の事典(NIPPONICA2001)で字義を調べてみると、以下のようである(但し、専門的なことは省略してある)。
 「密閉した容器の中で静止している流体の各部分の圧力は、考える面の選び方によらず一定であるという原理。1653年フランスのB・パスカルが提唱した」「一部分の圧力を増すと、どの方向にも圧力は上昇するので、他の部分の圧力も同じだけ増すことになる」
「水はそれを入れる容器の形に従って自由に形を変えるが、袋に入れた水を押し縮めようとすると、その圧力で抵抗し、どの方向から押しても圧力は等しい」
 ちなみに個体では、この原理は成立しないという。

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by at923ky | 2005-06-19 03:44 | コラムエッセイ

供養、贖罪の仕方…ある一文へのコメント

供養、贖罪の仕方ある一文へのコメント(01/07/23)

 Nさん、こんにちは。
 ほとんど横レスです。

 小生が従軍慰安婦の問題を知ったのはいつだったろう。中学か高校か。
 政治については晩生の小生も安保の自動延長が迫り、やや政治の季節になりかけた頃、少しずつ社会への関心を広げていった。
 その過程で太平洋戦争にも思いを寄せざるを得なかった。
 さて、大学に入り、少しは時間に縛られることなく読書ができるようになって、読書の範囲を広げていったが、その中で風俗や社会の分野の一つとして、日本軍のなした蛮行を様々読むに至ったのである。
 その詳細は文献も証言も沢山あるので、ここでは語らないことにして、今、何故、新しい教科書なるものが登場しているのかについて、若干の簡単な考察をしてみたい。 
 日本は連合国に対しては戦争に負けたのである。が、アジアの国々に対しては、無論、負けたのであるが、そこにはかなり屈折したものがある。欧米列強の長年にわたるアジア・アフリカ(あるいは全世界と言うべきか)への植民地支配や帝国主義。

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by at923ky | 2005-06-06 02:30 | コラムエッセイ