ホッと一息、でも憂鬱

[本稿は、24日の未明に書いた日記です。メモ的に書いたので、ちょっと舌足らず。]

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→ 明大前駅を降り、国道20号線を渡る陸橋を越えて明大へ。陸橋の上から首都高速の永福入口付近を撮る。

 昨日23日(金)は、個人タクシー免許申請のための試験を受けてきた。
 本年五月の連休前後の頃に、目指そうと決心し、個人タクシーの協会へ。そこで個人タクシーの勉強会があることを知り、以来、半年余りに渡って(途中、かなりサンバなどでサボったけれど)、勉強会に参加し、勉強を続けてきた。
 過去の問題集や法令集、勉強会で出される課題などでの勉強。
 勉強なんて、何年ぶりだろう。
 特に法律の文章に戸惑う。
 まあ、苦労話などやめておこう。

 そもそも、タクシーは実技が、つまり、日頃の営業が大事。
 タクシードライバーになるためには、数年の免許歴と二種免許の取得が条件で、つまりは、(理屈の上では)ペーパードライバーでさえ、二種免許試験などに合格したらなれる。

 でも、個人タクシーのドライバーになるには、十年の法人タクシー経験、さらに少なくとも三年の無事故無違反歴(この場合、超難関の地理試験が課せられる)、あるいは小生のように五年間の無事故無違反歴が最低限必要(一般の犯罪歴は論外)。
 無論、法人タクシー会社で実際に働いていないといけない。



 そう、実際の営業の経験が必要不可欠なのだ(そのほか、十年以上決まって居住している住所そのほか諸々)。

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← 陸橋上から国道20号線の上り方面を撮る。

 よって、ペーパーテスト(学科試験)など、あくまで通過点に過ぎない。
 弁護士だろうと医者だろうと、実技の経験がなくても頭がよくてしっかり勉強したら試験に通るのだろう(小生には経験がないから、その難関さの度合いなど想像の外だが)。
 そして、現場の経験は試験が終わってから体験し学んでいくのだろう。

 が、少なくとも個人タクシーの場合、10年以上営業しつつも最低数年の無事故無違反という実績こそがモノを言う。
 この中には、お客さんからの苦情がないという要件もある。
 刑法犯歴なんて論外!


 健康という要件だって大きい。
 10年の営業経験があって、しかも、少なくとも5年トラブルを起こさなかったというのが、一番の関門なのである。

 しかも、試験結果の通知が来るのが来月の半ば前後だろうが、来年2月に予定される認可の決定通知、資格の授与式まで、無事(無事故無違反)で大過なく過ごさないといけないし、その間の事務的な用事もかなりあるらしい(車庫や車そのほか)。

 繰り返すが、何よりも実際の経験が大事なのである。だから、23日の学科試験はあくまで通過点だと言うわけである。
 
 そうはいっても、決して薄いとは言えないテキストや問題集をこなして、ある程度のことは頭に入れないといけない。
 
 幸い、小生が通った(サボりすぎ!)勉強会は講師の方たちが熱心だし、勉強会を世話する人たちも熱心で親切で、だからこそ、半年の間に三ヶ月ほど、サボった時期もあったにも関わらず、最後まで通い続けることが出来たのだと思う。
 感謝あるのみである。

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→ 陸橋を渡り終える近くで眼下を見下ろすと、明大の正門。小生は十二時半前に現地に到着。試験そのものは二時からだが、試験の受付は一時から始まる。

 特に、10月の半ば過ぎ。数週間ぶりに勉強会へ行って、課されるペーパー試験の結果があまりに悲惨で、翌週には補習授業を講師の方に指示され、通常、勉強会は月に二度なのだが、小生は十月末からは毎週、通った。
 そして、講師の方とのマンツーマンの勉強。
 刺激になった。
 十月の終わりから十一月になって、ようやく小生にもエンジンが掛かった(遅い)!

 十一月など、営業をほとんど休んだ。
 で、勉強三昧(のはずだが、かなりネットで美術展めぐり、画廊巡りをしたし、特に音楽三昧は言うまでもない)!


 こうして、11月22日を迎えた。
 そう、受験の前の日。
 問題集の最後の部分を徹底してやって、夜十二時には勉強を止めた。 もういい。
 やるだけのことはやった。
 満点は分からないが、悪くても95%の正解率が望めるという自信がついた。

 日付が23日となってからは、もう、読書(と音楽)三昧。

 普段はボーカルのCDは架けないのだが(読書の妨げになるので)、もう、自分に許してもいいだろうと思い、今井美樹や薬師丸ひろ子のCDを架けっ放し(中村紘子や上松美香も)。
 彼女らの歌が好きなのは、声。
 小生には歌の上手さとかは分からない。
 声が好きだと惚れるみたいだ。
 それと、彼女らのヒット曲には思い出(と思い入れ)があるのだ(後日、書くかもしれない)。

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← 明大のキャンパス内を散歩。大学のキャンパス内をのんびり歩くなんて、何十年ぶりだろうか。左手奥に個人タクシーの試験会場となる建物がある。その手前の建物では予備校の模試が行なわれていた。

 23日は3時前には就寝。目覚ましを十時にセット。
 なんと、9時58分に目覚めた。
 やはり、緊張しているのだろう。
 だれもモーニングコールしてくれるはずもなく、自分がしっかりしていないとならないのだ。

 試験への道。試験会場でのことは略す。
 ただ、自分でも驚くほど落ち着いて試験できた。
 関東運輸局の課す問題はオーソドックスなものという傾向があるので、過去の問題集などをこなし、テキストを丁寧に読んでおけば落ちることはないという確信があったからだろう。
 それより、電車に乗り遅れる、乗り過ごす、特に寝過ごすってのが怖かった。
 実績が何度もあるから!


 小生のような無精者が熱心に勉強に身を入れられるようになったのには訳がある。
 そもそも、九月から十月に掛けて、勉強会に足を運ばなくなったのも、その前に勉強に身が入らなくなったのにも理由があるのだ。
 それは、仮に試験が通ったとしても、その後の展望がまるでないこと。
 特に資金面のこと。あるいは試験の合格通知が来てから以後の生活展望。法人タクシーに勤めたまま来年2月の正式免許が下りるまで待つのか。
 
 そもそも、個人タクシーの免許申請のためには学科の勉強の必要や健康面そのほかもあるが、資金面の確保が前提条件。
 そう、試験申請の段階で二百万円の定期預金証書(のコピー)を申請書類の一つとして提出する必要がある。
 つまり、申請の段階で二百万円を用意する必要がある。
 多くの法人ドライバーが個人の申請を断念するのは違反などもあるが、資金面の確保が困難という理由が多くを占めるのだ。

 小生も多少の無理をして用意はした。
 が、資金面ではもうそれで限界。

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→ キャンパス内を散歩していたら、ゴルフ練習場を発見。さすが私大だ。サラリーマン時代の一時期、ゴルフに凝ったものだ。ゴルフを最後にやったのは、93年の秋だった。
 
 さて、それでも、十月末になって、迷いはあったが、資金面のことは頭から消すことにした。
 資金のことは、当面、封印する。
 とりあえず、試験を受ける。試験のための勉強をする。
 その後のこと、つまり、合格通知が来て以後の資金の手当はその時になってから考えることにしたのだ。

 でも、さて、いざ試験が終わり、おそらはくまず間違いなく合格するだろうとなると、改めて資金面での見通しの暗さという同じ問題がぶり返す。

 上で受験の際、落ち着いていられたと書いているが、実は、そうした経済面の重苦しさが小生の脳裏を暗く彩っていて、その気鬱が試験なんて、おカネの問題に比べたら、大したことないという思いがあったからでもあるのだ。
 皮肉なものである。

 が、試験が終わると、もう、逃げようなくおカネの算段の問題がクローズアップされてくる。

 今度はもう切羽詰った形で!

 それはそれとして…。

 試験が終わった。仲間たちと答え合せ。多分。満点。
 多くの仲間もそうだったと思う。
 みんな家族や会社の同僚らに電話している(あるいは電話が来る)。

 羨ましいのは家族のいる人たち。
 結果を気にする家族がいる!
 小生には結果を報告する人はいない(ネットを除いては。ネットの輪の皆さん、叱咤激励、ありがとう)!

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← 落ち葉が凄い。暑かった夏。その暑さがついこの間まで続いていたが、気がついたらもう十一月の下旬。つい数日前には木枯し一号も吹いたのである。

 試験会場から、最終的な答え合せの会場へと講習会で用意してくれた車で移動。この中で答えのチェックを再度した)。

 我々の講習会の参加者は一人を除いて合格していたはず。

 答え合わせの会場の説明会は五時過ぎに終了。
 六時からお祝いを兼ねたヤキニク食べ放題パーティがある。
 小生は体の都合もあって、辞退。
 参加したいけれど、体がついていけない。
 帰宅し、チラッとネットを覗いて、すぐに疲労でロッキングチェアーで寝てしまった。

 実は、憂鬱な気分があって、パーティという気分ではなかったこともある。
 なんといっても、未だ資金面の都合がつかない。

 十月末から熱心に勉強会にまた通いだしたのだけど、とりあえず、試験だけは受けておこうと決めたからであって、資金面の都合はあとで考えようと思ったからである。
 逆に言うと、十月の下旬になるまで本気になれなかったのは、そうした実際面で展望が開けないのに試験勉強をしたって意味があるのか、試験を受けようにも意欲が湧かないからなのだった。
 
 さて、とりあえず通過点であっても、試験はパスしたものと思う。
 となると、結局は同じ問題に突き当たる。
  
 どうしたものか。
 展望は全くない!
 
 試験が終わり、お祝いの会をキャンセルして、ロッキングチェアーに身を沈めて、部屋の明かりを消して、音楽を聴いて、ただただ眠ることだけを願ったのである。
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by at923ky | 2007-11-25 00:13 | 日記・雑事


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